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映画『舞妓Haaaan!!!』は観ると明るい気持ちになれる映画
主演の俳優についてテレビ番組で知り、興味をもったのでこの映画を観ました。日本には舞妓さんという職業があるとは知っていても、詳しくその職業について知っている人は多くないのではないかと考えます。そのような神秘的な職業に就いている方々について知りたいと考えたことも、この映画を観ようと考えた理由の一つです。
ストーリーとしては、主演の俳優とその知人役の女優の恋愛についての話の要素を織り交ぜながらも、主に主人公の舞妓さんへの愛と舞妓さん達の魅力を描いていくという形式となっており、特に女性は普段はあまり見ることのできない世界についての話であることから、興味深く、見応えがあるという印象を受ける人が多くいるだろうと考えます。
俳優や女優の選び方によっては、舞妓さんの印象や艶やかさに負けて、その俳優、女優の存在感が薄くなってしまいそうなストーリーではありますが、主演俳優のキレのある名演技によって、舞妓さん達の存在感に負けることなく、それでいて、くどくなり過ぎない爽やかな印象の世界観が作品中に作られているという印象を受けました。
老若男女問わず観やすく、家族皆んなで映画鑑賞を楽しむ際に選ぶことのできる作品であると考えます。

宮藤官九郎さん、阿部サダヲさん、堤真一さん、柴崎コウさんというすばらしい役者のみなさんがそろうコメディ映画です。宮藤官九郎さんらしい、クレイジーでスピード感あふれる脚本で大笑いできます。
修学旅行で舞妓さんに一目惚れした鬼塚が、京都のお茶屋さんのしきたりをあらゆる手段を使ってぶっ壊しながら、大好きな舞妓さんに近づく様子が一途すぎます！
そんな展開、ありなの？！と思ってしまいますが、宮藤脚本では無粋かも。何も考えず、スピード感に身を任せるのがよい映画だと思います。
あらゆる手段を使い、すごい勢いで自分の野望を叶えていく鬼塚を演じる阿部サダヲさんがすごいです！恋人を捨てて京都に来たり、舞妓さんに会うため時には汚い手段を使ったり、見方によってはダメな人に見えてしまいますが、そんな鬼塚を魅力的にしているのも、阿部サダヲさん持つチャーミングらしさかなと思います。
そして、鬼塚に捨てられてしまう富士子。ちょっと冴えないOLに見えますが、鬼塚を追って京都に来ることでどんどん美しくなって自信を持っていく彼女もとても魅力的です。さすが柴咲コウさん！
堤さん演じる、ライバルの内藤もアニメ映画のようなわかりやすい敵感があるのですが、どこか憎めないのは宮藤さんの脚本ならではかもしれません。
脳みそを空っぽにしたい時にぴったりの映画です。

これは最高に笑えて泣ける映画。
まずクドカン、あの人の作る映画は本当に面白い。
そして主演が阿部サダヲ。これだけでもう面白そうということで見始めた。
私は「一見さん」という言葉をこの映画で初めて知った。
ドラマを見ながら、大人の世界にはこういうのがあるんだーと思った記憶がある。
私は関東住みなので、京都の情景や舞妓さんの風景がまず見慣れず、こんなに舞妓さんって綺麗なんだとか、こんなに日々の練習って大変なんだとかそういう新鮮な気持ちで見れたのもあり非常に色々と勉強になった。
お座敷遊びという、舞妓さんとやるゲームは見ているだけで面白かった。
子供のような若い子たちも、見た目は上品でおしとやかな大人な雰囲気を醸し出していて、見ているだけで圧巻。
あれは普通に行ったら、いくらくらいで出来るのだろう…
ドラマのように、一見さんはお断りと断られてしまうのだろうか。
また、柴咲コウがものすごく綺麗。
普段から綺麗だなーと思ってたけど、舞妓さんメイクはとてつもなく似合う。
こんな綺麗な人をふるなんて、もう！どうかしてる！
そして見終わった後に調べてびっくり！
主題歌は、阿部サダヲと柴咲コウが歌ってるらしい！
最後までみんな見てほしい。

主人公の熱意に驚かされる
舞妓の世界に魅せられた阿部サダヲさん演じる鬼塚の舞妓のためならと何を仕出かすか分からない行動の数々に面白さと共にあまりの熱意に恐怖さえ感じてしまいます。いつかお座敷で舞妓さんと野球拳がしたいという思いを胸に、お座敷に上がることを夢見ていた鬼塚に京都支社へ転勤という転機が訪れます。それだけでお座敷に上がれると舞い上がる鬼塚が見られ、柴咲コウさん演じる彼女とあっさり別れを決断する姿にツッコミを入れてしまいました。京都＝お座敷遊びができる思いこんでいた鬼塚が一見さんはお断りと一度は断られますが、そこからすごい勢いで仕事での業績を上げ、社長と共に再び訪れた姿に強い執念を感じました。初めてのお座敷に舞い上がる鬼塚の姿は笑いが止まらず、夢を叶えた鬼塚の今後が心配になるほどでした。そこで出会った堤真一さん演じる内藤のお座敷で大騒ぎする姿にライバル心を燃やし、内藤を追うように職に転々とする姿に舞妓愛がもたらしたこじれた行動だと呆れさえ感じました。
ドタバタが続いた後、お茶屋の靴番として働いている年老いた鬼塚の姿に最後まで驚かされました。
阿部さんのハイテンションな演技は何度見ても面白く、元気になりたいときにオススメな映画です。

堤真一と阿部サダヲのやりとりが面白すぎます。舞妓に憧れる阿部サダヲが出会った舞妓さんが実は堤真一が父親だと隠していた子供だったり。柴咲コウが舞妓さんになり、堤真一のところに行ったりとコメディな感じなんですが人間模様が面白いです。堤真一と舞妓さんとの絡みの時に堤真一の面白さには感動です。堤真一は舞妓さんが住んでるところの息子で若い時に舞妓さんとの間に子供ができてしまいます。その子供には自分が父親であることを隠しお兄ちゃんのような立ち位置で振る舞っていました。そんな舞妓さんに好意を寄せてしまう阿部サダヲ。これがきっかけで堤真一と戦いになるのです。最終的にはみんなが笑顔になる映画です。笑えるシーンが多くて笑いたい気分の時にはもってこいの映画だと思います。舞妓さんのことよく知らない人でも舞妓さんってこんな感じなんだと勉強にもなります。一見さんお断りとか知ってるようで詳しく知らないようなこととかも出てきてそこも楽しめます。野球拳のシーンとかは本当に面白いです。堤真一と子供の舞妓さんとの関係がどうなっていくのか、そこに阿部サダヲ・柴咲コウがどのように関わっていくのかも見どころだと思います。確実に笑える映画だと私は断言できます。