「今日は、映画館で映画を見よう!」
中学生くらいからは、もう友達同士だけで遊びに行ける場所、映画館。
遊びやデートの予定を立てる時の、候補に挙がりますよね。
しかも学生であれば、学生割引が適用されている映画館がほとんど。
一般料金よりも安く観られるため、大変お得です。
それなのに、映画館で学生証を忘れたことに気づき慌てた経験はありませんか?
そもそも、学生証がいることを知らなかった人にも分かりやすく、解説いたします。
映画館で学生証の代わりになる証明書3選
一般料金よりも格安な、学生割引。
学割を適用するためには、学生であることを証明する必要があります。
しかし映画館に着いてから、学生証を忘れたことを気づいたら?
一般的に、下記を提示すれば学割が適用される可能性がありますので、ご紹介いたしますね。
1.生徒手帳
まずなんといっても安心なのは、生徒手帳の提示です。
生年月日はもちろん、学校名や学年まで記載があり、偽ることの難しい身分証明書です。
私も映画館で働いていた時は、学生証を忘れた方に、代わりとして生徒手帳の提示を求めていました。
中には、生徒手帳の顔写真を見せるのが恥ずかしく、躊躇されるお客様もいました。
でもご安心下さい。
顔写真は必須ではありませんので、写真の部分が恥ずかしければ隠しても大丈夫。
あくまで確認したいのは、学生であることが証明できる表記。
生年月日や、現在の学年など、現在学校に通っていることが分かる記載を見せるだけで、映画館では身分証明書になります。
映画館で学生証を忘れた時は、生徒手帳を代わりに提示しましょう。
2.通学定期券
映画館で学生証を忘れたら、生徒手帳の提示が一番望ましいです。
しかし、通常は学生カバンに入れており、持ち歩くのを忘れてしまうことも多いのも事実。
映画館に着いてから学生証や生徒手帳を忘れたことに気づいたら、通学定期券がないか確認しましょう。
ここで大切なのは、“通学”定期券であることです。
期限が切れておらず、学校に通っていることが分かる記載があれば、学割を適用してもらえる場合があります。
一方で、映画館によっては「学生証以外は認めない」とする所もあるので、ご注意くださいね。
3.保険証
最後にご紹介するのは、健康保険証です。
健康保険証は、映画館で提示する身分証明書としては不十分な可能性もありますが、見せてみる価値はあります。
これは映画館毎ごと、適用できるかどうかが違ってくるのでご了承くださいね。
そもそも保険証には、生年月日しか書かれていません。
肝心の学生である証拠の記載がないのです。
よって映画館スタッフが、生年月日から推測する必要があるため、証明書として不十分とみなされることもあります。
特に、高校生以上や大人になってから学生になられた方は望みは低いので、一般料金になると思っていた方が良いです。
ただし義務教育である中学生までの年齢であれば、学割を適応してもらえる可能性は上がりますので、一度見せてみましょう。
学生証を持っている友達と一緒に行けば大丈夫?
よくあるケースは、グループの内の1人のみ学生証を提出することです。
例えば、友達何人かとグループになって映画館を訪れた時。
「みんな同じ学年だから!」と話し、一人しか学生証を見せずに、学割を適用してもらおうとしたことはありませんか?
確かに、傍から見ても友達同士なのは分かりますが、映画館では全員が必ず学生証を提示しましょう。
もしかしたら、そのグループの中に学生でない人がいるかもしれません。
映画館側としてはきちんと全員分確認したいので、学生のグループで行く場合も学生証は持って行ってください。
ダメもとでスタッフに相談してみることも手段の一つ
もし映画館で、上記3点の身分証明書も持っていない場合。
最初から諦めて、一般料金を支払うのは待ってください。
一度、訪れた映画館のスタッフに事情を説明してみてください。
もしかしたらその時、持っている他の持ち物で代用できるかもしれません。
具体的には模試の問題用紙や、予備校のテキスト。
その他学生であることが分かるようなものがもしあれば、融通してもらえることも。
ただ、これはあくまでも僅かな可能性に賭けてみる、という気持ちで。
「見た目で分かるでしょ!どう考えても学生なのに!」とスタッフに抗議なさらないよう、お願いいたします。
学生証を忘れるとどうなる?
映画館で学生証や身分証明書を忘れると、基本的には一般料金での支払いをお願いされます。
きちんと証明できてこその、学割ですからね。
映画館で学生証を忘れてしまった時は、最初から学割は諦める気持ちが必要です。
一方で微かな望みとして、スタッフに相談等すると学割が適用してもらえる可能性もあります。
あくまで可能性の話なので、無理強いはなさらないように。
中学生や高校生の方からすると、「なぜそこまで証明書がないといけないんだ。見てわかるだろう。」と思われるかもしれませんが、大人になってから大学に入学したり、会社員をしながら専門学校へ通う方もいます。
割引とはルール上、証明ができてこそ受けられるものです。
せっかくの楽しい1日が悲しくならないよう、必ず学生証を持って行ってくださいね。
学生証っていつから必要?中学生or高校生
映画館で学生証が必要になるのはいつからか。
主要な映画館での、学生証が必要になる時期をまとめましたのでご覧ください。
映画館 | いつから必要 |
109シネマズ | 中学生 |
TOHOシネマズ | 中学生 |
イオンシネマ | 中学生 |
ユナイテッド・シネマ | 中学生 |
上記の通り、調べたほとんどの映画館が中学生以上の場合に学生証の提示を求めています。
小学生は不要ということですね。
映画館の学生証忘れに関するQ&A
その他、映画館で学生証を忘れた際に質問される内容を3点にまとめました。
もし、気になっている方はぜひ確認してください。
Q.学生服は学生証の代わりになりますか?
残念ながら、可能性は低いです。
最近は大人がコスプレとして制服を着て、1日を学生気分で楽しく過ごすこともあります。
私も実際に、映画館で学生証を忘れた方で制服を着ている人がいましたが、一般料金での鑑賞をお願いしました。
「これはコスプレじゃない。学校の制服なのに」と悶々とした気持ちになるのは、大変理解できます。
しかし、ここはやはり身分証明書がないと学割は適用できませんので、必ず持っていきましょう!
Q.映画館のスタッフは学生証のどこを見ているのですか?
学生証の有効期限、生年月日を主に見ています。
有効期限でいうと、春頃は特に気を付けて確認をしています。
高校卒業後に就職をしたばかりの4月は、気分もまだ学生。
1か月前まで使っていた学生証が、まだ使えるのではないかと持ってくる方がいるからです。
これは立派な詐欺になるので、気を付けてください。
また、生年月日については、多くの映画館が年表をチケットカウンターに設置しており、学年等を確認しています。
Q.映画館の学割っていくらお得ですか?
実はかなりお得で、700円から900円程安く設定されている映画館がほとんどです。
700円から900円といえば、ラーメン1杯食べられる値段。
その日のランチが浮くと思って良いでしょう。
そう思うと、映画館で学生証を忘れて一般料金になったらかなりショックですよね。
悲しい気分で1日を過ごすことのないよう、映画館へ行くときは必ず学生証を持参する。
これを徹底して楽しんでくださいね。
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