せっかく映画館に来たのに、隣の席のお客さんがうるさかったらがっかりしてしまいますよね。
映画館の中なのに平気でおしゃべりしてる人、大きな音を立てて食べたり飲んだりしてる人、スマホの着信音やアラーム音など。
「静かに映画を見たいのに、なんでこんなにうるさいの〜!?」
そんな時、あなたならどう対処しますか?
今回は、
- 映画館でうるさいお客さんに遭遇した時の対処法
- うるさい人のせいで映画が見れなかった場合に返金はしてもらえるのか
- 映画館でのルールやマナー
- もしも自分が注意されてしまったら
などについてくわしく見ていきましょう。
映画館でうるさいお客さんに遭遇した時の対処法3つ
映画館でうるさいお客さんに遭遇してしまったら、我慢せずに以下のことを試してみましょう。
せっかくチケットを買って見に来ているんです。
最後まで気持ち良く鑑賞するためにも、できることは試してみましょう。
1、映画館スタッフに相談
本編が始まってもいつまでもうるさいお客さんは、自分がうるさいという自覚のない人が多いです。
そのようなお客さんは、注意されると逆ギレしてくる可能性も高く、危険です。
近くにスタッフが見当たらなければ、出入口付近に立っていることがあります。
そこにもいない場合には、劇場の外にいるスタッフに相談してください。
お客さんに注意されるよりもスタッフに注意されたほうが効き目がありますよ!
2、席の変更(移動)を希望する
スタッフに注意されてすぐに静かにしてくれる人もいますが、一旦静かになっても、また時間が経つとうるさくなる人もいます。
1度は我慢できても、何度も、となると困りますよね。
また、そのようなお客さんの近くに座っていると「気が散ってしまって映画に集中できない!」なんてこともあります。
そんな時は、思い切って席の移動を希望してみてください。
うるさいお客さんを気にしながら映画を見続けるよりも、いっそ席を移動してしまったほうがストレスをためずに映画に集中できますよね。
もちろんスタッフに相談してから移動することがベストです。
ですが、自分が悪いわけでもないのに、うるさいお客さんのせいで、上映中の映画の席を立ち、スタッフを探しに行って、事情を説明して、移動を許可してもらうまで、全く鑑賞できない時間ができてしまうんですよね。
なぜ迷惑なお客さんのために、自分が犠牲にならなくちゃいけないんだという気持ちになる方もいらっしゃいますよね。
混雑している上映作品の場合は無理ですが、程よく空いているような場合には、少しくらい移動しても注意されることはまずありません。
万が一席の移動をスタッフに注意された場合には、きちんと事情を説明すれば、理解してもらえることがほとんどです。
3、お客さんに直接伝える
すでに本編が始まってしまって、
- 周りにスタッフが見当たらない
- 満席で席から立てる状況ではない
- とにかく鑑賞時間を減らしたくない
という場合、直接うるさいお客さんに注意しようと考えますよね。
そんな時、どうしたら良いでしょうか。
もしかしたら、自分がうるさいと気づいていない可能性もありますから、突然話しかけて「うるさいですよ」と言ってしまってはトラブルになりかねません。
最初は軽く咳払いするくらいから始めてみてはいかがでしょうか。
期待値としては低めですが、もしかしたらそれだけで気づいて静かにしてくれるかもしれません。
それでもだめだったら、いよいよ話しかけてみましょう。
(※ただし、無言の注意方法として、前の席の人に対して椅子を蹴るような行為はやめましょう。)
お客さんに伝える時の注意点
うるさくしているお客さんに話しかける場合、いくつか注意したほうが良いことがあります。
1、上からものを言わない
まずはできるだけ柔らかく、下から「お願いする」感じで話しかけましょう。
その際、「申し訳ありませんが」、「すみませんが」というクッション言葉を先に入れると、物腰が柔らかくなります。
トラブルにならないためにも、上から目線でものを言わないように注意しましょう。
2、「うるさい」と言わない
そして、「うるさい」という言葉を直接使わないことです。
おそらくうるさくしているという自覚のないお客さんですから、突然話しかけて「うるさい」と言ってしまうのはトラブルの元です。絶対にやめましょう。
3、相手に嫌な思いをさせない
また、話しかける時の声のボリュームはできるだけおさえて、小さな声で注意しましょう。
相手のプライドを傷つけないように、ほかのお客さんにもなるべく聞こえないくらいの声で話すようにしましょう。
それに、大きな声で注意するのは逆に迷惑にもなりかねません。
- 「申し訳ありませんが、少しだけ小さな声でお話ししてもらえませんでしょうか」
- 「すみませんが、ちょっとだけボリュームをおさえてもらってもいいですか」
など、とにかくお互いが嫌な気持ちにならないように、相手に対して最大限の敬意を払って話すことが大事です。
間違っても嫌な顔などせず、なんなら笑顔で話しかけるくらいのおおらかな気持ちでいきましょう。
お客さんがうるさくて映画に集中できない!返金してもらえる…?
そうは言っても、
- すでに本編も始まってしまって、うるさいお客さんのせいで映画が全然入ってこない。
- もう集中できなくなってしまった。
なんてこともありますよね。
そんな時は、できるだけ早い段階でスタッフに相談しましょう。
もしかしたら返金に応じてもらえるかもしれません。
可能性としては、上映が始まって10分以内が1番高いです。
これは、上映が始まってから途中入場できる時間と同じくらいが限界だということです。
20分、30分となれば、映画館側からすれば「え、もうだいぶ本編見たよね」と思うでしょうし、「もしうるさくて迷惑していたのならもっと早く言ってほしい」というのが本音です。
念のため言っておきますが、1本すべて鑑賞し終えてから「全然集中できなかったから返金してほしい」というのは完全に無理です。
だって「全部見た」わけですから。
時間が経ってからの返金対応はまず無理だと心得ましょう。
「スタッフからの謝罪だけ」という映画館が大半だと思っておいたほうが良いかもしれません。
ただし、スタッフの謝罪の言葉のみ、または席の移動だけで諦めるつもりで(ダメ元で)スタッフに相談してみると、場合によっては代替チケットをもらえることがあります。
見たかった映画が、自分のせいではない何らかの事情で見られなかったお客さんに対して渡されるものです。
しかし、こればかりは映画館ごとに対応が違いますので、なんとも言えませんがあまり期待はしないほうが良いでしょう。
映画館にもよりますが、概ね以下のような対応だと思って差異ありません。
- 1番多い対応はスタッフからの謝罪のみ
- 次に多いのは席の移動
- 運が良ければ代替チケットがもらえる
- ほとんどの場合は返金はない
子供向け映画は周りがうるさくても仕方ない…?
特に3歳未満の子供が入場できる映画に関しては、お子さんの映画館デビューの場合も多いですし、周囲も子連れのお客さんが多いですよね。
少しの騒音はお互いさまだという気持ちのお客さんがほとんどなので、「子連れで行ってみたいけどどうしよう」と悩んでいる方は、ぜひとも思い切って行ってみてください。
あまりに大騒ぎで迷惑な場合は注意されますが、そうでなければ同じ気持ちで見守ってくれる人がほとんどです。
すぐに退場できるように通路側の席を予約することも有効です。
また、自分は子連れでないけど子供向けの映画を見たいと思っている方は、少しの騒音は仕方ないと覚悟して行くことをおすすめします。
そうは言っても、あまりにひどい時には我慢せずにやんわり親御さんに注意するか、スタッフに相談してくださいね。
映画館デビューにはアンパンマンやしまじろう、プリキュアがおすすめ
初めて映画に行くようなお子さんには、アンパンマンやしまじろう、プリキュアなどがおすすめですよ。
入場特典のペンライトなどを振って一緒に応援するように促されたり、一緒に踊ってね!という場面があったりして、子供でも楽しく見ることができると思います。
ドラえもん、クレヨンしんちゃんは映画館デビューには難易度高め
反対に、子供向けであっても、ドラえもんやクレヨンしんちゃんは初めてのお子さんには少しむずかしいかもしれません。
内容が少し大人向けであったり、そのため大人のお客さんも多く入っていることから、小さなお子さんが騒いでいると目立ってしまう可能性があるからです。
もちろん家でもドラえもんやクレヨンしんちゃんが好きなお子さんにはおすすめしますよ!ぜひ一緒に楽しみましょう。
映画館の禁止事項と基本マナー
そもそも映画館にはルールやマナーがあります。
禁止事項を守って、お互いに嫌な思いをしないように過ごしましょう。
禁止事項は5つ
映画館で「禁止」とされている事項は、主に5つあります。
最低限守るべきルールですから、迷惑にならないためにも守りましょう。
1、携帯電話の電源はOFF
携帯電話の音や光は迷惑になります。
2、劇場内は禁煙
もはや当然ですが、劇場内は禁煙です。
タバコを吸う場合には外に出て、喫煙所で吸うようにしましょう。
3、上映作品の撮影・録音は犯罪!
上映中の作品を写真に撮ったり、録画や録音することは犯罪です。
絶対にやめましょう。
4、他店からの飲食物の持ち込みNG
大半の映画館では、売店で売っているフード以外の飲食物の持ち込みを禁止しています。
何か食べたり飲んだりしたい場合には、売店で買うようにしましょう。
5、条例違反になる未成年や高校生などの夜間の鑑賞
都道府県の条例によって、未成年や高校生などは保護者が同伴であっても夜間の映画は鑑賞できない場合があります。
地域の条例を確認しておきましょう。
基本マナーや暗黙のルールは8つ
映画館には、明確に「禁止」とされていなくても、マナーとして「ご遠慮願います」という事項が存在します。
また、特にアナウンスされていなくても、利用者同士の間で「暗黙のルール」となっていることもあります。
周囲のお客さんの迷惑にならないためにも、マナーを守って快適な時間を過ごしましょう。
1、おしゃべりは控える
上映前の注意喚起映像(マナームービー)でも「劇場内でのおしゃべりはご遠慮ください」としています。
声の大きさに関わらず、上映中はおしゃべりそのものを控えるようにしましょう。
当然ですが、映画を見ながら「うんうん」とか「なるほど〜!」みたいな相槌を打ったり、独り言で感想を言ったりするのも迷惑なのでやめましょう。
2、大きな音を立てない
食べ物の咀嚼音や、飲み物をズルズル飲まないように気をつけましょう。
たとえ持ち込みOKの映画館でも、煎餅をボリボリする音や袋をガシャガシャする音などは目立ちますから避けたほうが無難です。
また、鼻水をすする音、咳やくしゃみの音、それに無意識に関節をポキポキ鳴らし続ける癖のある人も気をつけたほうが良いでしょう。
3、においの強いものは避ける
持ち込み禁止の映画館では、本来は強烈なにおいのする食べ物はないはずですが、稀に肉まんとかマックのにおいが蔓延して気持ちが萎えることがあります。
また、香水のにおいも迷惑になりますので、できるだけ控えるようにお願いします。
人によっては気持ち悪くなったり頭が痛くなったりして本当に困ります。
4、前の席の椅子を蹴らない
もちろんほかの理由でも蹴ってはいけません。
蹴られる側は大変不快ですし、トラブルに発展する可能性もあります。
間違って当たってしまった場合には「すみません」とひとこと謝罪すれば、トラブルを避けられます。
どんな事情があっても、椅子は蹴らないことがマナーです。
5、席や通路にゴミを放置しない
これはもう最低限のマナーです。
席や通路に置きっぱなしにしないように気をつけましょう。
6、上映中に立ったり歩いたりしてほかのお客さんの邪魔をしない
やむを得ない事情があれば仕方ありませんが、その場合でも、スクリーンの前を堂々と横切るようなことは避けましょう。
また、およそ2時間上映されることは分かっているはずですから、トイレも事前に済ませておきましょう。
なによりむやみやたらに立ったり歩いたりしないことがマナーです。
7、いびきをかかない(寝ない)
無自覚でいびきをかいて迷惑になってしまうかもしれません。
8、エンドロールの途中で席を立たない
エンドロールを最後まで見たいお客さんもたくさんいます。
自分が見ないからといってエンドロールの途中に席を立ってしまうと、見たいお客さんにとっては迷惑になります。
どうしても早く劇場を出たい場合には、最初から通路席を取るなどの配慮をするようにしましょう。
あなたが「うるさい」と注意されないために!映画館で気をつけたい音
映画館で気をつけたいことをまとめてみました。
もし当てはまったら、あなたもほかのお客さんから「うるさい」と思われているかもしれませんよ!
友達や家族とのおしゃべり
友達や家族と一緒に行くと、どうしてもおしゃべりしてしまいますよね。
隣の席や前の席にお客さんが座っている場合には、極力おしゃべりは控えましょう。
静かな場所だからこそ、おしゃべりの声は目立ちますよ!
どうしても用事がある場合には、予告の間に済ませるようにして、本編が始まる頃には静かに鑑賞できるようにしましょう。
飲食時の音
たとえ映画館の売店で買った飲食物であっても、大きな音を立てて良いわけではありません。
ポップコーンを食べる音でさえ気になる人もいますから、鑑賞中のシーンに合わせて食べることも大事です。
無音のシーンではむしゃむしゃ食べず、ガヤガヤしたシーンで食べるなどの配慮をしましょう。
スマホの音や光
スマホは電源を切っておくことがルールではありますが、仕事や家庭の事情などでどうしても必要な場合がありますよね。
鑑賞中に着信音がならないようにするのはもちろんのこと、アラームの音なんて間違っても鳴らないようにしておきましょう。
また、画面を何度も確認したり、時計を見るなどしてスマホが光ると、音が鳴らなくてもかなり目立ちます。
手元でやってるから分からないだろうと思っている人もいるかもしれませんが、見えてますよ!
暗い場所だから本当に目立ちますし気になります。鑑賞中はスマホの画面を見ないようにしましょう。
どうしても必要なら、1度退場してスマホをいじるようにしてください。
もし「うるさい」と注意されたらどうする?
少しくらいのおしゃべりや、ちょっとした咀嚼音など、自分では「このくらい良いだろう」と思っていたとしても、周囲の人にとっては迷惑な場合があります。
その場で「すみません」とひとこと謝って、すぐに注意された動作をやめましょう。
それだけで、お互い気持ち良く、同じ空間を過ごせるようになります。
たったの2時間、されど2時間です。
だれもが快適に映画鑑賞できるように、みんなでルールやマナーを守りましょう!
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